振袖は、色も柄も数えきれないほどあります。パーソナルカラーを先に知っておくと、顔が明るく見える振袖を、短い時間でしぼりこめます。沖縄で成人式や前撮りをひかえた人と、その家族に向けてまとめました。
結論振袖の色選びは「診断 → 試着 → 小物」の順で
- 振袖を見に行く前に、パーソナルカラーを知っておく
- 顔のすぐ近くにくる色(振袖の地の色・半えり・髪飾り)は、似合う色から選ぶ
- 好きな色が似合う色とちがうときは、帯・小物・メイクで調整する
似合う色は「この色しか着てはいけない」という決まりではありません。好きな色をあきらめずに選ぶための、目安として使ってください。
目次
振袖選びにパーソナルカラーが役立つ理由
振袖は、ふだんの服よりも色の面積が広く、顔のすぐ下まで色がきます。そのため、色が合っているかどうかで、顔の見え方が大きく変わります。
似合う色の方向がわかっていると、最初に手に取る振袖をしぼれます。試着の数がへるので、疲れずに落ち着いて選べます。
ポイントこんなことが楽になります
- たくさんの振袖の中から、試着するものを選びやすい
- 家族と意見が分かれたときに、決めるときの目安になる
- 前撮りの写真で、顔が沈んで見えにくくなる
- 帯・髪飾り・メイクの色まで、まとめて決めやすい
編集部
お店の人に「イエベ秋と言われました」と伝えるだけでも、出してもらえる振袖が変わってきます。診断の結果の資料や色見本は、スマホに入れて持っていきましょう。
シーズン別・似合いやすい振袖の色
パーソナルカラーは、春・夏・秋・冬の4つのタイプに分けるのが基本です。ここでは、タイプごとに似合いやすいと言われる振袖の色の傾向を紹介します。
イエベ春
明るく軽い、黄みのある色
ブルベ夏
やわらかく涼しげな、青みのある色
イエベ秋
深みと落ち着きのある、黄みの色
ブルベ冬
はっきり鮮やかな、青みのある色
| タイプ | 似合いやすい地の色 | 合わせやすい柄・雰囲気 |
|---|---|---|
| イエベ春 | コーラルピンク、明るいオレンジ、クリーム色、若草色、明るい水色 | 小花やまるい柄など、軽くかわいらしい雰囲気 |
| ブルベ夏 | ラベンダー、水色、ローズピンク、くすんだ青、グレーがかった緑 | 淡いぼかしや、やさしい色どうしの組み合わせ |
| イエベ秋 | からし色、えんじ、深い緑、赤茶、こげ茶 | 古典柄や、金を使った落ち着いた柄 |
| ブルベ冬 | 真っ赤、黒、白、ロイヤルブルー、濃い紫 | 大きな柄や、白と黒のはっきりした組み合わせ |
ここに挙げたのは、一般的な傾向です。同じタイプでも、人によって似合う明るさや濃さは少しずつちがいます。
赤い振袖は、だれにでも似合う?
赤は振袖の定番の色ですが、ひと口に赤といっても、黄みの強い朱色から、青みのある深紅までいろいろあります。
朱色やオレンジ寄りの赤はイエベの人に、ワインレッドや深紅のような青みのある赤はブルベの人になじみやすいと言われます。「赤が着たい」と決めている人ほど、どの赤を選ぶかで差が出ます。
白・黒・くすみ色の振袖
白や黒の振袖は、すっきりと大人っぽい印象になります。真っ白や真っ黒はブルベ冬の人に、少し黄みのある生成りの白はイエベの人に合わせやすい傾向があります。
グレーがかった「くすみ色」の振袖を選ぶ人もいます。くすみ色はブルベ夏やイエベ秋の人がなじみやすく、春や冬の人は、えりもとに明るい色やはっきりした色を足すと、顔が明るく見えます。
帯・小物・髪飾りの合わせ方
振袖は、帯や小物を変えるだけで印象が大きく変わります。顔から離れたところほど、似合う色以外の色も使いやすくなります。
| 場所 | 顔からの近さ | 色選びのコツ |
|---|---|---|
| 半えり・重ねえり | いちばん近い | 似合う色の中から選ぶ。顔色への影響がいちばん大きい |
| 髪飾り | 顔のすぐそば | 似合う色か、白・金・銀などの合わせやすい色に |
| 振袖の地の色 | 近い | 似合う色の中から選ぶと安心 |
| 帯・帯揚げ・帯締め | 少し離れる | 好きな色を入れやすい。全体を引きしめる役 |
| 草履・バッグ | 遠い | 自由に選んでよい |
ポイント金と銀、どちらを使う?
帯や髪飾りの刺しゅう・金具に、金を使うか銀を使うかでも雰囲気が変わります。一般に、金はイエベ、銀はブルベの肌になじみやすいと言われます。
金と銀の両方が使われている帯なら、どちらのタイプの人でも合わせやすくなります。
◯ よい例
好きな色は、帯や小物に入れる
似合う色とはちがう色が好きなときは、帯揚げや帯締め、バッグに取り入れます。顔から離れているので、顔色に影響しにくくなります。
× よくない例
似合わない色を、えりもとに重ねる
半えりや重ねえりは、顔のすぐ下にきます。ここに似合わない色をもってくると、顔が沈んで見えやすくなります。
メイクの色も、振袖と合わせて決める
振袖は色も柄もはっきりしているので、ふだんのメイクのままだと、顔が振袖に負けて見えることがあります。似合う色の中から、いつもより少しだけ濃さを上げると、振袖とのつり合いがとりやすくなります。
| タイプ | リップ・チークの色の例 | アイシャドウの色の例 |
|---|---|---|
| イエベ春 | コーラルピンク、明るいオレンジ | ベージュ、明るいブラウン、ゴールド |
| ブルベ夏 | ローズピンク、青みのあるピンク | グレージュ、ローズ、シルバー |
| イエベ秋 | レンガ色、赤茶、深いオレンジ | カーキ、ブラウン、ブロンズ |
| ブルベ冬 | 赤、ワインレッド、濃いローズ | グレー、ネイビー、シルバー |
メモ当日や前撮りのメイクをお願いするときは
- 診断の結果(タイプの名前や色見本)を見せる
- 振袖の写真を見せて、リップの色の方向を相談する
- 前撮りと当日で、メイクの雰囲気をそろえたいかどうかを伝える
診断は、振袖を選ぶ前に受けておく
振袖は、レンタルなら式の1年ほど前、購入ならそれより早めに選び始めるとよいと言われます。仕立てる場合は、そのぶんの時間もかかります。
人気の柄は早めに決まっていくので、診断はその前にすませておくと流れがスムーズです。
- 1
パーソナルカラー診断を受ける
振袖を見に行く前に、似合う色のタイプを知っておきます。オンラインなら、家で写真を撮って送るだけです。
- 2
結果をスマホに入れて、振袖を見に行く
結果の資料や色見本をお店の人に見せると、似合いそうな振袖を出してもらいやすくなります。
- 3
顔まわりの色を決めてから、小物を選ぶ
振袖の地の色と半えりを決めたら、帯・帯揚げ・髪飾りで好きな色を足していきます。
- 4
前撮りと当日のヘアメイクを相談する
美容室やスタジオに、診断の結果と振袖の写真を見せて、メイクの色を相談します。
編集部
お母さんやおばあさんから受けついだ振袖を着る人もいます。振袖そのものの色は変えられなくても、半えり・帯・髪飾り・メイクを似合う色にするだけで、顔まわりの印象はぐっと変わります。
沖縄の成人式と前撮りで知っておきたいこと
沖縄県内の市町村では、20歳を迎える人を祝う式典が開かれています。名前は「二十歳のつどい」「はたちの記念式典」など、市町村によってちがいます。
たとえば那覇市の「はたちの記念式典」は、1月の成人の日のころに、中学校区ごとに地域の実行委員会が開いています。日にちや会場は、住んでいる市町村のお知らせで確かめてください。
ポイント沖縄らしい柄を選ぶなら
振袖のお店によっては、紅型(びんがた)風の柄の振袖を選べるところもあります。
紅型風の柄は使われている色の数が多いので、いちばん広い面積の色(地の色)が似合う色かどうかを見て選ぶと、失敗しにくくなります。
前撮りの場所で、映える色も変わる
前撮りは、スタジオで撮る方法と、公園や海辺など外で撮る方法があります。スタジオなら背景の色を選べることが多く、外なら空や木々の色が写真に入ります。
外で撮るときは、背景と振袖の色が近すぎると、振袖が目立ちにくくなることがあります。撮る場所が決まったら、カメラマンに振袖の色との組み合わせを相談しておくと安心です。
対面で診断を受けるなら
那覇や中部には、対面で診断を受けられるお店もあります。色の布を顔に当てて、目の前で見くらべてもらえるのがよいところです。
よくある質問
Q診断の結果とちがう色の振袖が着たいです。
着てかまいません。半えり・重ねえり・髪飾りなど顔のすぐ近くを似合う色にして、メイクも似合う色でまとめると、顔色が沈みにくくなります。
Q診断は、いつごろ受ければいいですか?
振袖を選び始める前がおすすめです。成人式の1年ほど前から振袖を探し始める人もいるので、それより前に受けておくと、選ぶときに迷いません。
Qオンラインの診断でも、振袖選びに使えますか?
使えます。結果の色見本をスマホに保存しておけば、お店で振袖とくらべながら選べます。写真は、窓のそばの明るい日陰で、加工せずに撮ります。
Q受けついだ振袖が、似合う色かどうかわかりません。
似合う色とちがっていても、小物で調整できます。半えりや重ねえりを似合う色にかえるのが、いちばん手軽で効果が出やすい方法です。
Q家族といっしょに受けることはできますか?
ペアや親子で受けられるお店もあります。オンラインなら、同じ日にそれぞれ申し込むこともできます。くわしくはペア・親子で受ける方法にまとめています。
まとめ
振袖は顔のすぐ下まで色がくるので、パーソナルカラーの影響がとても出やすい服です。
- 振袖を見に行く前に、似合う色のタイプを知っておく
- 振袖の地の色・半えり・髪飾りは、似合う色から選ぶ
- 好きな色は帯や小物に。メイクは似合う色で少し濃いめに