かりゆしウェアは、沖縄で仕事にも冠婚葬祭にも着られる、夏の装いです。顔のすぐ下にくる服なので、色と柄の選び方で顔の印象が大きく変わります。パーソナルカラーをもとにした、似合うかりゆしの選び方をまとめました。

結論似合うかりゆしは、この順番で選ぶと失敗しにくい

  • 地の色:いちばん面積が広い色を、似合う色のグループから選ぶ
  • 柄の大きさとはっきりさ:顔立ちや着る場面に合わせる
  • 着る場面:仕事なら落ち着いた色と小さめの柄、お祝いなら明るい色も

自分の似合う色のグループ(パーソナルカラー)がわかっていると、たくさんの柄の中からでも迷わず選べます。

目次
  1. かりゆしウェアの基本
  2. パーソナルカラー別 似合いやすいかりゆしの色と柄
  3. 仕事で着るかりゆしの色選び
  4. 女性のかりゆしの選び方
  5. 沖縄らしい柄と、似合う色の合わせ方
  6. 似合う色を知る方法
  7. よくある質問
  8. まとめ

かりゆしウェアの基本

まずは、かりゆしウェアがどんな服なのかを、沖縄県や国のページで紹介されている内容をもとに確かめておきます。

ことがらくわしく
名前の意味「かりゆし」は沖縄の言葉で、「めでたいこと」「縁起のよいこと」という意味
かりゆしウェアとされる条件沖縄県で作られたものであること、沖縄らしいデザインであることの2つ
始まり1970年に「沖縄シャツ」の名前で売り出されたのが始まり。2000年に今の名前にそろえられた
着方すそを外に出して着るのが一般的
形開襟シャツのほか、ボタンダウン、スタンドカラー、長袖、喪服用などもある
着る場面県庁や市町村、国の役所、一般の会社でも、夏の仕事着として着られている。結婚式などのお祝いや、お葬式でも着られる

メモ着る時期について

6月1日は「かりゆしウェアの日」とされています。沖縄県の資料では、毎年4月から11月までをかりゆしウェアの着用をすすめる期間としていると紹介されています。

長袖のかりゆしウェアもあり、寒い時期に着る人もいます。会社によって決まりがちがうので、仕事で着るときは職場のきまりにしたがいましょう。

編集部

かりゆしウェアの製品には、沖縄県衣類縫製品工業組合が発行する下げ札(タグ)が付いています。県内で作るための設備と技術をもつところに発行されているもので、かりゆしウェアであることを示すしるしです。

パーソナルカラー別 似合いやすいかりゆしの色と柄

パーソナルカラーの4つのタイプごとに、似合いやすい地の色と柄の傾向をまとめました。ここに書くのは一般的な考え方で、同じタイプでも似合う濃さは人によってちがいます。

イエベ春

明るく軽い、黄みのある色

ブルベ夏

やわらかく涼しげな、青みのある色

イエベ秋

深みと落ち着きのある、黄みの色

ブルベ冬

はっきり鮮やかな、青みのある色

タイプ似合いやすい地の色似合いやすい柄の雰囲気
イエベ春アイボリー、明るいベージュ、明るい水色、コーラル明るく軽やかな花柄、小さめで色数の多い柄
ブルベ夏白、淡いブルー、グレー、ラベンダーやわらかい色どうしの花柄、ぼかしたような柄
イエベ秋ベージュ、カーキ、からし色、ブラウン、深い緑落ち着いた色の植物の柄、紅型のような深みのある色の柄
ブルベ冬真っ白、ネイビー、黒、濃いグレーはっきりした色の大きめの柄、白と紺のくっきりした柄

ポイント迷ったら「地の色」だけを合わせる

柄の中には、たくさんの色が入っています。全部を似合う色にそろえるのはむずかしいので、まずはいちばん面積が広い地の色を、自分のタイプの色から選びます。

地の色が合っていれば、柄に少しちがうタイプの色が入っていても、顔色は大きくくずれません。

イエベ(春・秋)の人の選び方

黄みのある色が似合うタイプです。真っ白より、少し黄みのあるアイボリーや生成りのほうが、顔色がなじみやすくなります。春の人は明るく軽い色、秋の人は深みのある落ち着いた色が向いています。

ブルベ(夏・冬)の人の選び方

青みのある色が似合うタイプです。白は、黄みのない真っ白やブルーがかった白を選ぶと、すっきり見えます。夏の人はやわらかく淡い色、冬の人ははっきりした濃い色や白黒のメリハリが向いています。

◯ よい例

顔の近くで、自然の光の下で色を見る

お店で選ぶときは、体に当てて鏡で顔色を見ます。できれば窓の近くなど、自然の光の下で確かめましょう。

× よくない例

ハンガーにかかった柄の好みだけで決める

柄が気に入っても、地の色が似合わないと、顔色がくすんで見えることがあります。

仕事で着るかりゆしの色選び

かりゆしウェアは、仕事でも広く着られています。仕事で着るときは、似合う色の中から「落ち着いて見える色」を選ぶのが基本です。

場面選びやすい色と柄形
ふだんの仕事白、淡いブルー、グレー、ネイビーなどの地の色。小さめの柄や、無地に見えるような柄ボタンダウンやスタンドカラーなど、きちんと見える形
お客さまに会う日似合う色の中で、明るすぎず暗すぎない色。柄は小さめに体に合ったサイズのもの
お祝いの席白や明るい色、つやのある生地も会場や立場に合わせる
お葬式喪服用のかりゆしウェア喪服用として作られたもの

チェック仕事用のかりゆしを選ぶときのチェック

  • 地の色が、自分のパーソナルカラーのグループに入っているか
  • 柄が大きすぎず、遠くから見て落ち着いた印象か
  • 肩や袖の長さが体に合っているか(すそを出して着るので、丈も見る)
  • 職場の決まりや、まわりの人の着方とかけ離れていないか

編集部

仕事用には、似合う色の地に小さな柄が入ったものを1枚、似合う色の無地に近いものを1枚、と分けて持っておくと、着回しがしやすくなります。

スーツやシャツ、ネクタイの色の選び方は、男性のパーソナルカラー診断のページにまとめています。

女性のかりゆしの選び方

かりゆしウェアは、以前は主に中高年の男性が着るものでしたが、デザインや形が増えて、女性や若い人が着ることも多くなりました。

  • 色:男性と同じく、地の色を似合う色のグループから選ぶ
  • えりの形:顔立ちがやわらかい人は丸みのあるえり、すっきりした顔立ちの人は直線的なえりがなじみやすい
  • メイクとのつながり:かりゆしの地の色と、リップの色のグループをそろえると、全体がまとまりやすい

メイクの色の合わせ方は、メイクレッスンのページでも紹介しています。

沖縄らしい柄と、似合う色の合わせ方

かりゆしウェアには、ハイビスカスやデイゴなどの花、紅型(びんがた)や絣(かすり)などの伝統の柄をもとにしたデザインがあります。沖縄県内では、伝統工芸の織りや染めを使ったかりゆしウェアも作られています。

柄の種類似合いやすいタイプの目安
明るい色の花柄明るく鮮やかな色が似合う、イエベ春
淡い色の花柄、ぼかしの柄やわらかい色が似合う、ブルベ夏
深い色の植物の柄、紅型のような色の柄深みのある色が似合う、イエベ秋
コントラストの強い柄、白と紺の柄はっきりした色が似合う、ブルベ冬

同じ種類の柄でも、色の使い方は商品ごとにちがいます。最後は、顔の近くに当てて確かめてください。

似合う色を知る方法

自分のタイプがわからないときは、パーソナルカラー診断を受けると、かりゆし選びの軸ができます。

受け方1

お店で受ける

直接見てほしい人

那覇や中部には、男性も受けられるお店があります。色のついた布を顔の下に当てて、見くらべてもらえます。

受け方2

オンラインで受ける

近くにお店がない人、手軽に受けたい人

写真を送るだけで受けられます。男性専用の出品もあります。

男性が受けられるお店を見る

よくある質問

Qかりゆしウェアとアロハシャツはちがうものですか?

A

沖縄県は、沖縄県で作られたこと、沖縄らしいデザインであることの2つを、かりゆしウェアの条件にしています。形が似ていても、この条件に合うものがかりゆしウェアです。

Qかりゆしウェアはいつ着ればいいですか?

A

沖縄県の資料では、毎年4月から11月までを着用をすすめる期間としていると紹介されています。長袖のものもあり、寒い時期に着る人もいます。仕事で着るときは、職場の決まりにしたがってください。

Q仕事用には何色がいいですか?

A

白、淡いブルー、グレー、ネイビーなど、落ち着いて見える地の色に、小さめの柄のものが選びやすいです。その中から、自分のパーソナルカラーに合う色を選ぶと、顔色もよく見えます。

Qお葬式でもかりゆしウェアを着られますか?

A

喪服用のかりゆしウェアがあり、沖縄ではお葬式で着る人もいます。ふだんの柄物ではなく、喪服用として作られたものを選びます。

Q女性もかりゆしウェアを着ますか?

A

着ます。沖縄県のページでも、デザインや形が増えて、女性や若い人の着用が増えていると紹介されています。

まとめ

  • かりゆしウェアは、沖縄県で作られた、沖縄らしいデザインの服。すそを出して着る
  • 似合うかりゆしは、まず地の色を自分のパーソナルカラーから選ぶ
  • 仕事用は、落ち着いた地の色と小さめの柄を
  • 自分のタイプがわからないときは、診断を受けると選ぶ軸ができる